【「若者恐怖症」への処方箋】情報の鵜呑みで“コミュニケーション不全”/若者のほうがシゴデキ?/“なんでもハラスメント”に怯える上司たち

少子化による売り手市場で、新卒者の初任給上昇や、「Z世代に選ばれる企業」という言葉が出てくるなど、組織における年功序列のパワーバランスは崩れ、“若者至上主義”へと変化している。若手社員を部下に持つ中高年からは「接し方がわからない」「注意指導して“ハラスメント”と訴えられるのでは?」といった声も多く聞かれるようになった。結果、「損したくないからなるべく関わらない」という対応を選択し、世代間でのコミュニケーション不全が指摘されている。こうした状況が組織にもたらすリスクとは何か。その解決策はあるのか。 経営学者で、近年は「若者」についても研究している東京大学・講師の舟津昌平氏が解説する。

【タイムテーブル】
00:00 アバン
00:51 オープニング
00:55 挨拶、テーマ紹介
03:07 「若者」の研究を始めたきっかけ
04:00 若者を「怖い」と感じる理由
07:56 大卒就職者の3年以内の離職率
08:47 実態とかけ離れた「Z世代」のイメージ
10:04 “若者恐怖症”が組織にもたらすリスク
12:06 若者は年長者に「直接聞くべき」
12:58 “飲みにケーション”若者の本音
14:35 職場の飲み会は「インフォーマルコミュニケーション」
16:50 「コミュニケーション恐怖症」への処方箋
17:40 「若手のほうが仕事デキる?」恐怖症
20:59 若手社員とベテラン社員のやりとり
23:04 日本が今後直面する「量と質の人手不足」
25:07 若手の賃金上昇 能力が上がったから?
26:43 「若者の方が仕事がデキる?」処方箋
29:49 「ハラスメント恐怖症」
30:03 「何でもかんでもハラスメント」が怖い
32:58 「職場におけるパワーハラスメント」 の正しい定義
36:30 受け手が「嫌な気持ち」になったらハラスメントなのか?
38:43 ハラスメントを「言ったもん勝ち」にしないために
40:51 若者は本当に「弱い」のか?
43:10 「ハラスメント恐怖症」処方箋は?
45:36 「若者恐怖症」まとめの処方箋

【出演者】
舟津 昌平(ふなつ・しょうへい)
経営学者 東京大学大学院経済研究科講師。京都産業大学経営学部准教授などを経て、2023年10月より現職。著書に『制度複雑性のマネジメント』『組織変革論』『Z世代化する社会』など。
新著『若者恐怖症-職場の新たな病理』
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金井 憧れ(かない・あこがれ)
アナウンサー・キャスター・レポーター
小学生の頃、3年間アメリカ・ヴァージニア州に在住、大学在学中はインドネシアの大学に留学、そして2014年から3年間は”北海道放送アナウンサー”として活躍し、その後TBSスパークルのキャスターとしてTV ・イベント・ラジオ出演等。

撮影・編集:昼間將太

※動画内のデータや肩書は収録時点(2025年8月7日)のものです。
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