100社掲載!「すごいベンチャー」2025年最新版。激変期を切り拓く日本の"ネクストユニコーン"はどこか

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10年目の節目となる「すごいベンチャー100」
資金調達の二極化に加え、東証グロース市場改革の荒波にもまれる日本のベンチャー。イグジットの長期化を見据えた競争力強化が待ったなしだ。本特集ではスタートアップ業界の最前線を徹底取材した。

社会を変える可能性を秘めた新興企業を紹介

東洋経済は、2016年から毎年「すごいベンチャー」を100社選出してきた。シードからレイターまで幅広く、社会を変える可能性を秘めた新興企業を紹介するのが目的だ。

10年目の節目となる「2025年最新版」で選出した100社を紹介していく。100社は、ユニークなビジネスモデルや先進的な技術を持つベンチャー企業の中から、資本調達の状況などを勘案して編集部が選定。

対象は原則として、これまで本特集で選定・記事化したことのない設立10年以内のベンチャー。設立11年以降でもピボットしてから10年以内の場合は対象にした。なお、企業の連結子会社や合弁会社は除き、外国籍のベンチャーは、日本人が経営している、もしくは日本で事業を展開している場合を対象としている。

とりわけ編集部が厳選した冒頭の8社は必見だ。

今回の選出企業を俯瞰して特徴的だったのは、AIを自社のアプリケーションに組み込むなどして、「事業のどこかでAIを活用している企業」が多数に上ったこと。一方でAIモデルなどを独自に開発するなど、いわゆる「AIベンチャー」は少なかった。

また、冠婚葬祭やストックオプション業務、建設など特定業界の課題に特化した「バーティカルSaaS」企業が存在感を示した。SaaS業界全体では依然として厳しい投資環境が続くが、顧客に深く刺さるサービスには投資家や事業会社の注目が集まっている。

さらに科学的発見や専門知識を武器とするディープテックでは、大手製造業出身者が経営に参画するケースが増えており、大企業とベンチャーの間の人材流動性の高まりがうかがえた。

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