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すごいベンチャー【97】ATOMica/コワーキングスペース運営、イベント企画も

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コワーキングスペースの様子
JR東日本がTAKANAWA GATEWAY CITYに開設したビジネス創造拠点TAKANAWA GATEWAY Link Scholarsʼ Hub(「LiSH」)。この拠点の運営をATOMicaが担っている(写真:東日本旅客鉄道)

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資金調達の二極化に加え、東証グロース市場改革の荒波にもまれる日本のベンチャー。イグジットの長期化を見据えた競争力強化が待ったなしだ。本特集ではスタートアップ業界の最前線を徹底取材した。

[社 名]ATOMica(アトミカ)
[設 立]2019年4月
[代表者名]嶋田瑞生、南原一輝
[資本金*]13億6648万円
[従業員数]159人╱267人
[所在地]宮崎県宮崎市
   連続起業家 

「頼り頼られる関係性を増やす」をミッションに、企業や自治体が所有するコワーキングスペースや地域の共創施設などの運営を全国50以上で行っているのがATOMicaだ。「ソーシャルコワーキング事業」と銘打ち、出会いや交流、共創を持続的に生み出すためのコミュニティづくりなどを手がける。

自社育成「コミュニティマネージャー」に強み

強みは、自社で採用・育成した「コミュニティマネージャー」(コミュマネ)の存在だ。各拠点に常駐し、イベントの企画や運営などを行う。未経験者でも成長できる環境を整えており、コミュマネ数は9月1日時点で正社員51人、業務委託などを含めると244人に上る。嶋田瑞生Co-CEOは「在籍数で言えば国内ナンバーワンだと思う」と語る。

ビジネスモデルは、受託している各施設での運営や、イベント企画をはじめとするサービスに対価をもらう仕組みだ。ニーズに応じてスタートアップの創業支援などにも取り組む。利用者や決済の管理機能などを備え、施設運営業務を効率化できる独自のSaaS「knotPLACE」も提供する。

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