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2024年9月に発表した資金調達により、創業から約1年と日本最速でユニコーン企業(評価額10億ドル以上)となったAIベンチャーのSakana AI(サカナAI)。これまでの研究成果を社会実装すべく、3月には事業開発本部を立ち上げた。
スピード感のある事業展開は、なぜ可能なのか。共同創業者でCOO(最高執行責任者)の伊藤錬氏に話を聞いた。
ビジネス領域でもホームランを打ち続けていく
──今年3月に事業開発本部を立ち上げ、ビジネス展開を本格化させています。
これまでわれわれは研究開発(R&D)を中心にやってきた。その中で、「ホームラン」と呼べるような研究成果を4つ生み出した。「進化的モデルマージ」(多様な能力を持つ幅広いオープンソースモデルを融合させることで、新たな基盤モデルを構築するための方法)や、「AIサイエンティスト」(大規模言語モデルを使って研究開発そのものを自動化する技術)などがそれに当たる。



















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