
(写真:Luce / PIXTA)
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資金調達の二極化に加え、東証グロース市場改革の荒波にもまれる日本のベンチャー。イグジットの長期化を見据えた競争力強化が待ったなしだ。本特集ではスタートアップ業界の最前線を徹底取材した。
企業価値が高く、大型の資金調達をしている注目のベンチャーはどこか。フォースタートアップスのデータを基に紹介する。
下表は評価額ランキング。評価額は上場企業の時価総額に当たり、「最新株価×発行済み株式数」で算出する。トップは各国の通貨のデジタル化プラットフォームを運営するGVEで、評価額は約1兆9000億円。2位は暗号技術を使って「Internet3」を開発するコネクトフリーとなった。
評価額は、その算出方法を逆手に取れば、少額の調達で大きく膨らませることも可能だ。例えば、発行済み株式100万株の企業が投資家に1株10万円で新株を1000株(全体の0.1%)発行すれば、評価額は10万円×100万1000株で1001億円にも達する。ユニコーンはつくれるが、株主にとってのメリットは見えにくい。
評価額ランキング20
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