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すごいベンチャー【2】Lean Mobility/超小型EVで世界に挑む

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リーン3。ロボットや自動車の制御技術を駆使して走行安定性を確保(写真:Lean Mobility)

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資金調達の二極化に加え、東証グロース市場改革の荒波にもまれる日本のベンチャー。イグジットの長期化を見据えた競争力強化が待ったなしだ。本特集ではスタートアップ業界の最前線を徹底取材した。

[社 名]Lean Mobility(リーンモビリティ)
[設 立]2022年6月
[代表者名]谷中壯弘
[資本金*]36億円
[社員数]17人╱35人
[所在地]愛知県豊田市

Lean Mobilityの谷中壯弘社長(写真:Lean Mobility)

超小型EV(電気自動車)「Lean(リーン)3」の開発・販売を手掛ける。牽引するのはトヨタ自動車で超小型EV「C+pod(シーポッド)」や「i‐Road(アイロード)」の開発などを担ってきた谷中壯弘社長だ。

リーン3のコンセプトはダウンサイジング。軽自動車よりもコンパクトである一方で2輪車のような小回りの良さも確保する“いいとこどり”を意識している。前輪は2つ、後輪は1つの3輪タイプで、基本設計は2人乗り(日本では法規制の関係で1人乗り)。人口集中や観光客の増加で問題となっている交通渋滞や駐車スペース不足が進む都市部での販売を主に狙う。

トヨタで培ってきた知見

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