誠実さはきれいごとか?
多くの場面で引用されているアメリカ・ギャラップ社の従業員エンゲージメント統計結果がある。これは、労働人口の約70%が仕事にエンゲージしていない(やる気がない)、またはエンゲージする気がない(会社の成功を妨害しようとしている)、という内容だ。
つまるところ、約1億5700万人いるアメリカの労働人口のうち、およそ1億200万人が、パーパスやコミットメントをほとんど意識しないまま働いている。従業員がエンゲージしていないということは、希望が失われているということだ。
自分が言う通りの姿でありたいと願う組織やリーダーにとって、希望は鍵となる要素だ。組織に存在する希望を数値で測ることは難しくとも、希望が失われた組織を目にすれば、どれほど空気が淀んでいるかは一目瞭然だ。


















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