《8月15日には米軍の最後の空襲もあったのに…》日本の終戦記念日は、なぜ8月15日になったのか 戦後80年が経ったからこそできる「慰霊」を考える

「終戦記念日」はいつ定められたのか
8月15日、今年も終戦記念日をむかえました。
毎年8月が近づくと戦争をテーマとした特集がさまざまなメディアで報道され、今年は戦後80年ということで新聞・書籍やテレビ等でも多く取り上げられています。
しかし、15日を過ぎるとその流れがいっきに収束し、9月になるとほとんど報道されなくなるのが例年の流れです。
たしかに80年前の1945年8月15日の正午、昭和天皇の玉音放送によって日本の降伏が国民に伝えられました。
このことから、8月15日を「日本が戦争をやめた日」として記憶するのは当然の流れです。
しかし、国際的に見るとこの解釈は少し異なります。
ミズーリ号で降伏文書が調印された9月2日もしくは翌日の9月3日を終戦記念日(戦勝記念日)と捉えることが一般的なのです。
では、日本ではいつから8月15日の「終戦記念日」が定められたのでしょうか。
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