県立大「恐竜学部」新設→ネット「専門学校行ったほうがいい」の指摘が的ハズレなわけ

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恐竜
(写真:k_river / PIXTA)
総合型選抜が全体の半分以上を占めるようになり、大学入試のあり方はここ数年で大きく姿を変えています。「これからの進路はどう考えればいいのか」「どんな力を育てれば大学で評価されるのか」──こうした悩みを抱える親御さんはとても増えています。
今回は、急増する“新しい学部・新しい学問領域”の特徴と、その時代における親の関わり方について、「12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた」を上梓した推薦専門家・孫辰洋氏にお話を伺いました。

「恐竜学部」や「半導体学部」が近年新設された

みなさんは、最近新しい大学や新しい学部がどんどんできているのをご存じでしょうか?

2025年8月29日、文部科学省は2026年度に開設予定の大学等の設置認可について、大学設置・学校法人審議会の審議を経て答申を行い、この中で新たに3校の新設大学、12校の新学部の認可が認められました。このように、少子高齢化の時代にありながらも、近年新しい大学・学部ができてきています。

時代の流れに沿って、「法学部」とか「理工学部」などの今まであった学部ではなく、「データサイエンス学部」や「ウェルビーイング学部」など、新しい学部がどんどん新設されています。

自分たちは総合型選抜入試に関しての情報収集を行っている関係で、こうした新設の新しい学部には実際に赴いて取材を行っています。福井県立大学に2025年度からできた「恐竜学部」、佐賀大学に2026年度からできる「コスメティックサイエンス学環」、熊本県立大学に2027年度からできる「半導体学部」など、いろんな大学に取材をしています。

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