→高市首相はなぜ、あそこまで笑顔を見せるのか? 深謀遠慮、高市早苗流「話し方の秘密」に迫る
【連載2回目】
→今なぜ「リベラルの言葉」は響かないのか? 高市早苗氏が「愛国の女神」として支持を集める深い訳
当代きっての話術師の「リスク」
高市首相のコミュニケーション戦略の深層に迫るこの連載。
「高市首相はなぜ、あそこまで笑顔を見せるのか?」や「高市早苗氏が『愛国の女神』として支持を集める深い訳」などについて解説してきました。
さらなる戦術を読み解き、原稿を何本も用意した矢先に、台湾有事発言問題が勃発、国を揺るがす深刻な事態へと発展しています。
今回は、その優れたコミュニケーション力の陰にある「リスク」について取り上げていきましょう。
高市氏は当代きっての話術師です。
歴代首相に比べて、はるかに弁が立ち、戦略的にコミュニケーションを展開、高い支持率を維持しています。その手法の柱にあるのが「共感戦略」です。
人の印象の82%はIQ(頭の良さ、有能度)とEQ(共感力、人としての温かみ、好感度)で決まるという説があります。
かつてのリーダーはIQが重視され、人間的には冷たく、近寄りがたい人でも「できる人」なら許されてきました。しかし、最近は「リーダーの最も重要な資質はEQ、共感力」であるという考え方が広がっています。
今どきのリーダーは人の気持ちに寄り添い、励まし、感情を揺さぶる力が必要不可欠なのです。
政治の世界でも、実は「高潔性」や「経歴」以上に、この「共感力」が求められるようになってきています。




















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