ハウスメーカー大手グループが上げ幅10万円超でツートップ!《1位は21.5万円→35万円》3年で「初任給をグンと引き上げた」会社ランキングTOP100

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初任給引き上げ合戦でトップに躍り出た“勝ち組”の企業は?(写真:pearlinheart/PIXTA)

国家公務員、大卒総合職(本府省採用)の初任給が手当込みで30万円台に引き上げられることが発表された。

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国家公務員の給与は、民間企業の水準と均衡させることになっている。ここ数年、大手企業を中心に初任給アップのニュースを耳にすることが多かったが、国家公務員の給与に反映されるほど多数の民間企業で初任給の賃上げが実施されているということだろう。

なかでも、他社をリードする初任給の上げ幅であった企業はいったいどこなのか。

本日11月26日発売・最新の『就職四季報 総合版』調査で回答のあった2025年4月の大卒総合職初任給と3年前2022年4月の大卒総合職初任給を比較し、伸び率が大きい企業をリスト化した。

初任給上げ幅10万円超の1位企業は?

1位、2位は大和ハウスグループの2社がランクイン。1位は大和ハウス工業のグループ会社・大和リース、2位はその親会社・大和ハウス工業が続いた。両社とも25年4月の大卒総合職初任給は35万円、3年前からの伸び率は10万円超となっている。


さらに、2社とも社宅や寮など住宅補助制度が用意されているため、そういった補助のない場合と比べると、新卒入社後に実際に使えるお金(可処分所得)は大きくなるだろう。

『就職四季報』掲載企業全体の傾向を業種別に見ると、海運・空運、シンクタンク、石油業界の引き上げ率が高水準であった一方、新聞、広告、テレビなどのマスコミやリサーチ業界の引き上げ率は低水準となっている。ただ、低水準の業界では3年前から初任給が高めに設定されていたというケースもある。

初任給の分布も3年前と比較してみよう。3年前は20万円以上25万円未満がボリュームゾーンだったが、25年4月時点の初任給では25万円以上30万円未満が最も多くなった。1/4程度の企業はまだ20万円以上25万円未満帯に残っているが、おおむね各社足並みをそろえて賃上げしているとも言えるだろう。

円グラフ
(出所)『就職四季報』(東洋経済新報社)
円グラフ
(出所)『就職四季報』(東洋経済新報社)

初任給が一斉に賃上げされほぼ横並びとなっている現状では、入社後に給与がどのように上がっていくかという情報がより重要となる。『就職四季報』では25・30・35歳の年齢別賃金や、30歳総合職の平均年収も掲載しているため、就活生のみなさんは企業選びの参考にしてほしい。

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