「欲求に抗わず、動く」「家は買わない」…ホリエモンが教える「人生の価値を最大化する」お金の使い方

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
宇宙ロケットのイメージ
「ただの妄想」からロケットの打ち上げを実現させた筆者が、「妄想力」の重要性について語ります(写真:metamorworks/PIXTA)
「貯金があれば人生は安心」という人がいるが、「そんな考え方は単なる思い込みにすぎない」と言い切る堀江貴文さん。堀江さんによると、思う存分お金を使って、あらゆる体験や好きな遊びをする人生のほうが、貯金通帳の残額が気になってしょうがない人生よりも有意義なのだと言います。
そんな堀江さんの「お金は貯めずに使い切る」という生き方をまとめた書籍『あり金は全部使え』から一部を抜粋。「何にお金を使うべきかを見極めるための情報・知識の集め方」を紹介します。

ヒトが動かないと物事は何も進まない

日本では約30年、実質賃金が下がり続けているという。世界各国のデータと比較すると、先進諸国で下落しているのはどうも日本ぐらいのようだ。

OECD(経済協力開発機構)のデータによれば、2023年の日本の平均賃金は加盟34カ国中25位。この30年ほどでアメリカは2万6339ドル増えたのに対し、日本は98ドル程度しか増えていない。物価の上昇率と併せて見ると、日本人の生活は、大半が「赤字」ということだ。

ちなみに、お隣の韓国は2013年頃には平均賃金で日本を上回り、加盟国の19番目。すでに日本と韓国では1.2倍の差がついており、情勢から見ると、差は拡大し続けていくと思われる。

男女での収入格差が大きいという問題はあるが、韓国のほうが日本よりも、「高給取り」で恵まれているといえるだろう。元大阪府知事の橋下徹さんは、こうした日本社会の沈滞は、企業の人材の流動性の低さが一因だと指摘されている。

次ページ流動性の悪い社会は沈滞化する
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事