パーパスは「実行」がすべて
パーパスとは、「うわべだけのものがいずれ本物になる」ようなものではない。本心から生まれたものでなければ、そのパーパスはないのと同じだ。そしてそのようなうわべだけのパーパスは、人々にもすぐに見抜かれる。どうすれば企業はパーパスと行動に一貫性を持たせられるのだろう?

その答えを知るために、私はコンテキシス(Contexis)グループのCEOであるジョン・ロスリング氏に話を聞いた。コンテキシスはロンドンを拠点とする世界的なコンサルティング・リサーチ会社で、企業が戦略的成長を促す方法としてパーパスを理解、評価できるよう手助けを行っている。
ロスリング氏はこのように語る。「データから明らかになったのは、ただパーパスを持つだけでは不十分だということです。従業員はそのパーパスが実行されるまで信用しません。頭では理解するかもしれませんが、心から信じられるようになるのは、そのパーパスに沿って行動する会社の姿を見てからです」


















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