東大理3合格者のノートを公開 “言語化が習慣”になっていることが一目瞭然!学習能力の差を感じるその中身とは

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東大生のノート
東大生のノート(写真:筆者提供)
みなさんは、『東大理III 天才たちのメッセージ』というシリーズをご存じでしょうか?この本は、1986年から毎年、東京大学理科3類(ほとんどが医学部に進学する学科類)の合格者約30名にインタビューやアンケートを行い、その内容をまとめたものです。40年近く続くロングセラーであり、そこには“日本一の難関”を突破した受験生の知恵が凝縮されています。

今回は、そのインタビューの中で見えてきた「東大理3生のノート術」について、3つの特徴をご紹介します。

1 振り返りメモをしっかり取る

まずは問題を解くときの工夫です。東大理3の合格者たちは、「問題をノートに解いて丸つけをするとき」に、ただ問題を解いて○や×をつけるだけで終わらせていません。そこにもうひと工夫を加えている場合が多いのです。

※外部配信先では画像がうまく表示されない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください。

「減点のポイント」や「考えたこと」、効率の良い回答の改善策までまとめている(写真:筆者提供)
「減点のポイント」や「考えたこと」、効率の良い回答の改善策までまとめたノート(写真:筆者提供)

たとえばこのノートのように、「この問題から学べることは何か」「次回はどこに気をつければよいか」「解いているときにどう考えたか」といったことを書き残している人が多いのです。

東大理3の人は、みんな学習能力が高いと感じます。1問を解いただけで、「次の問題にどう生かすか」ということを考えながら勉強をしている。ただ頭の中で考えるだけではなく、ノートに書いて言語化する。そういう習慣が身に付いている人が多いのだと思います。

ある合格者はインタビューの中で、こう語っていました。

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