東大理3合格者のノートを公開 “言語化が習慣”になっていることが一目瞭然!学習能力の差を感じるその中身とは
「赤ペンで『ここは入試に出る』『ここは計算注意』というように、自分が後から見返すときに必要になるポイントを必ず書き込みました。そうすると復習するときの目印になり、短時間で効率よく思い出せるんです」
多くの学生は、授業が終わったらノートを閉じてしまいます。しかし理3生たちは「授業後にノートを育てる」という時間を持っています。授業の板書は“素材”にすぎず、自分の考えや注意点を書き込むことで初めて“武器”になる。そうした意識の違いが、合格につながっているのでしょう。
東大理3の合格者たちのもう一つの特徴は、「勉強の進め方や思ったことを言語化して、ノートにまとめていた」という点です。それも、紙のノートを使っている場合が圧倒的に多いです。勉強の計画を立てるにしても、スマホのアプリではなく紙のノートや手帳に記録していた人が多いのです。

なぜ紙なのか?もちろんデジタルで書くのはかなり効率的ではありますが、しかし効率的なだけで、忘れやすくなってしまいます。それに対して、手で書くと、書いている間に『本当にこれでいいのか?』『どこが弱いのか?』と自然に考えることになるのです。
計画に関しても同様です。別の合格者で、こんな人がいました。
「1週間ごとに“必ずやることリスト”を紙に書いて、終わったら赤で消していました。やったことが視覚的に残るのがうれしくて、それが次のやる気につながりました。スマホだと消した瞬間に履歴が消えてしまうので、達成感が薄いんですよね」
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