日曜劇場「御上先生」にも出てきた驚くほど効果的な学習法を東大生が紹介!1日15分、白い紙とペンだけあればできるその方法とは?

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(写真:バンブー / PIXTA)
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2025年1月から3月まで放送され、反響を呼んだTBSドラマ「御上先生」。その中で登場した勉強法「アクティブリコール」について、『なぜ勉強すればするほど頭が悪くなるのか? 日本の教育問題を解決する画期的勉強法アクティブリコール』を上梓した西岡壱誠氏が解説します。

アクティブリコール=あとから思い出す勉強法

なぜ勉強すればするほど頭が悪くなるのか? 日本の教育問題を解決する画期的勉強法アクティブリコール
『なぜ勉強すればするほど頭が悪くなるのか? 日本の教育問題を解決する画期的勉強法アクティブリコール』(星海社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

みなさんは、「アクティブリコール(Active Recall)」という勉強法を知っていますか? 日曜劇場「御上先生」2話でも紹介された勉強法であり、最近、教育現場や学習系のメディアで注目を集めている勉強法です。これを直訳すると「能動的な想起」。簡単に言えば、「あとから思い出す勉強法」です。

実はこれ、既存の参考書や問題集を用いた勉強法とは一線を画す勉強法です。その上で実際に自分が学校現場で生徒に実践してもらうと、かなり効果を感じてくれる生徒が多い勉強法でもあります。今日はこの勉強法についてみなさんにお伝えさせてください。

基本的なやり方は、「白い紙に勉強したことを思い出して書いていく」というものです。

たとえば英単語を覚えたあと、何も見ずに紙に書き出してみる。「どんな単語を覚えたっけ?」と自分の記憶をたどりながら、ゼロから再構築していく。この“思い出す”過程こそが、脳の記憶を強化し、知識を長期的に定着させる鍵になるのです。

多くの人は授業後にノートを見返したり、マーカーを引いたりして復習します。しかし、それは「再読」にすぎません。アクティブリコールでは、ノートも参考書も一切見ず、白紙に書き出していく――この「何も見ないで思い出す」プロセスが、最も脳を活性化させ、学力を伸ばすと科学的にも実証されています。

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