日曜劇場「御上先生」にも出てきた驚くほど効果的な学習法を東大生が紹介!1日15分、白い紙とペンだけあればできるその方法とは?
もう少し具体的に説明しましょう。1日の終わりに白紙の紙を1枚用意し、その日に学んだことを思いつく限り書き出してみます。教科名ごとに区切ってもいいし、「今日習った中で印象に残ったことベスト3」でも構いません。大切なのは、ノートを見返さず、自分の記憶を頼りに「ゼロから思い出す」ことです。そして、15分経って書けることがなくなったと思ったら、ノートを見返して確認していきます。
ここで重要なのは、「何も見ないこと」です。思い出せなかったとしても、考えること。何かを書くこと。決して、15分間は「あれなんだったっけ?」と思っても何も見てはいけません。何かを見て、ヒントにして思い出すのではなく、頭の中だけで思い出すことがとても重要です。
書くことは本当になんでもいいです。「なんとかかんとかさんが、なんかよくわからないけど悪いことをした」とかでもいいですし、「先生がこんなようなことを言っていたような気がする」でもいいですし、「なんかこんなようなことが書いてあったような」みたいなあやふやな知識でも問題ないです。とにかく、書くこと。書いて思い出そうとする、その時間自体に意味があります。15分間、とにかく自分の中にインプットした知識をたくさん書き出してみるようにするのです。
アクティブリコールの注意点
アクティブリコールをする際には、注意しなければならないことがあります。それは、「何も見てはいけない」ということです。つい「なんだったかな」と思ってノートを見てしまいそうになるかもしれませんが、それでは意味がありません。
アクティブリコール最大のポイントは、「何も見ないで思い出す」ことにあります。参考書やノートを片手に復習してしまうと、それは「再読」「見直し」になってしまい、脳はあまり活性化しません。「あ、そうそう、これだった」と思い出すことは、“確認”にはなっても、“記憶の再構成”にはならないのです。思い出せないことがあっても、それで構わないのです。むしろ「思い出せない」という経験をすることこそが、次回以降の定着につながります。
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