メールで「勉強になりました」と送る人は三流以下…では、一流の人は何を送る?
仕事ができる人の「お礼」は、ハードルが驚くほど低く設定されています(写真:Turn.around.around/PIXTA)
「教えてもらった本を読んでから、感想を送ろう」
「アドバイスを実践して成果が出てから、報告しよう」
一見、誠実で真面目に見えるこの姿勢。しかし、AI時代において、この「真面目さ」こそが、あなたのキャリアからチャンスを奪う「致命的なロス」だとしたら、どうだろうか。
新刊『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』の著者・三浦慶介氏は、AI時代に人間が生き残るための武器は、実直な真面目さではなく、技術としての「可愛げ」だと指摘する。
本記事では、同書から一部抜粋・再構成し、なぜ「勉強になりました」という定型文が「三流以下」とされるのか、その理由と、一流の人が実践している「可愛げのあるアクション」の正体を解説する。
定型文のお礼は「何もしないよりマシ」なだけ
生成AIの台頭により、ビジネスパーソンには「AIにはできないスキル」が求められています。その答えとして「創造性」や「共感力」といった言葉がよく並びますが、現場レベルで観察していると、もっと泥臭く、しかし強力な「生存戦略」があることに気づきます。
それは、「可愛げ」です。
誤解しないでいただきたいのは、ここで言う「可愛げ」とは、天性の愛嬌やお調子者であることではありません。「他者の協力を引き出し、チャンスを自分の元に手繰り寄せる技術」のことです。
そして、その技術の差が明確に出るのが、「お礼のスピード」と「実行に移す早さ」なのです。
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