部下と信頼関係を築く「傾聴」の実践ポイント3選 1on1を成功に導くコミュニケーションスキルとは
1on1とは上長と部下が1対1で行うミーティングであり、部下の成長を促すマネジメント手法の一つ。1on1が真の効果を発揮するには、上長側に「傾聴スキル」が求められると言われています。「聞く」と「傾聴」では、いったい何が異なるのでしょうか。本稿では、新著『図解入門ビジネス マネジメントに役立つ1on1の基本と実践がよくわかる本』を上梓したグロービスの寺内健朗氏とワ☆ノベーションの代表の島田友和氏が、1on1における傾聴のポイントについて解説します。
「聞く」のではなく、相手の話を受け止める「傾聴」
「 聞く」と「聴く」
相手の話を聞くという行為は、誰もが日常的に行っており、特別なことではありません。ただし、1on1の場面で「相手の話を聴く」といった場合には、日常のそれとは違う「傾聴」だと捉えるのがよいでしょう。
「傾聴」という言葉は、近年ビジネスシーンでも広く使われており、対話相手との信頼関係を築く上で極めて重要なコミュニケーションスキルです。漢字の「聞く」は日常的な聞き取りを指し、「聴く」はより意識的かつ能動的に相手の話を受け止める意味の「傾聴」を表すことがあります。
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