偏差値が20以上も上の大学に入れた例も!一発逆転も可能な《年内入試》、そのリアルと具体的な対策を“河合塾ベテラン講師”が明かす

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アルバイトする高校生
総合型選抜では、どのような活動実績が評価されるのでしょうか?(写真:kikuo/PIXTA)
前回お伝えしたとおり、大学の入試事情はひと昔前と比べて大きく変化しています。大学入試の新たな潮流となりつつある「年内入試」の具体的な対策について、『採点者の心をつかむ 合格する志望理由書』『改訂版 採点者の心をつかむ合格する小論文』などを著し、河合塾で小論文の添削指導を長年行っている中塚光之介氏に聞きました。

狙い目の大学・学科はある?

――年内入試には、「AO入試」から名称が変更された「総合型選抜」と、かつて「推薦入試」と呼ばれていた「学校推薦型選抜」の2つがあると聞きました。特に総合型選抜は情報戦の側面も強いですが、たくさんの選択肢がある中で、狙い目の大学や学部はありますか。

狙い目と言われると難しいのですが、倍率が低い学部・学科というものはあります。ただこれも単純ではなく、たとえば、外国語学部のなかでも人気の英語学科には応募が多く集まり、少しマイナーな言語の学科には応募が少ないということはありますよね。

ですが、人気の学科は募集人数も多いため、どちらが高倍率になるかはわかりません。たとえ応募者がたった2人だったとしても募集人数が1人だった場合、相手が自分よりも優れていれば負けてしまうわけですから、単純に倍率だけで考えるのは危険だといえます。

ですから、「総合型選抜」では合否の確率が読みづらいですよね。一般入試であれば偏差値という指標や模試による合格判定などによって比較的、精度高く予測することが可能ですが。

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