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第8回 会社の広報業務をすべて1人でこなす「ひとり広報」、その深い悩みとは?

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「攻めの広報」を学んでいく連載。第8回は、「ひとり広報」について考えます【隔週土曜掲載】

皆さんは「ひとり広報」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

これは読んで字のごとく、その企業の中で1人しかいない広報担当者のことを指します。実は近年「ひとり広報」にまつわる書籍やセミナーが大人気で、広報関係のSNSでは「#ひとり広報」というハッシュタグまで登場し、多くの「ひとり広報」たちがコミュニティを形成しそこに集まっています。

なぜ今ひとり広報が話題なのか、今回はそこから見えてくる広報職という生き方と、会社組織内での広報というポストのありようについて考えてみたいと思います。

「ひとり広報」の難しさ

そもそもひとり広報がハッシュタグまでつけられるほど注目されるようになった背景としては、その立場の難しさがあります。このコラムで何回も説明してきました通り、広報という職種は広告宣伝とも営業とも違う、どことも似ていない独特の専門性を持つ仕事です。

それゆえに周囲の理解が得られないケースもあり、ましてや社歴が浅くいわゆる「若手」とされる社員が1人でおこなうには、広報の仕事内容を知らない目上の人と対峙しなければならない、なかなかストレスの溜まるポジションなのです。

こうしたひとり広報のいわば「ボヤキ」がSNSでは共感を呼び、モチベーションの高いひとり広報同士がノウハウ交換の場を設けたり、学びの機会を求めているというわけです。

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