この連載をご覧の方の多くは、「自社の広報活動のヒントが得られれば」と思って読んでくださっているかと思います。毎回、いくつかのヒントをお伝えしていますが、今回は、広報担当者にとって緊張が強いられる難所であるインタビュー取材対応に関するノウハウを伝授します。
なぜインタビュー対応に失敗するのか
ビジネスパーソンの皆様は、取引先との打ち合わせや商談などで他社の社員と面談をする機会があると思います。商談上手で、難しい案件を整理するのが得意な方もいるでしょうし、相手との円滑な関係を構築することに長けた方もいることでしょう。
記者のインタビューを受ける際にも、会議室のテーブルに付いて相手と会話するわけですから、傍目には商談に似ています。しかしまったくの別物です。インタビューに失敗して痛い目に遭う広報担当者の多くは、商談とインタビューの違いに気がついていないのではないかと思います。
いったい商談とマスコミからのインタビューは何が違うのでしょうか。
たとえば商談終了後、相手が勝手に商談内容を文章にまとめ、その経緯をまったく知らない人に配布してしまったり、ネットに公開してしまったらどう感じるでしょうか。商談であれば完全に異常な行動です。
しかし取材であれば、異常ではありません。その行動は記者としては日常の風景であり、そうしたことを行う記者と対峙することこそがインタビュー取材なのです。
商談との違いはほかにもあります。
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