「ロジックだけ」では人を動かせない納得の理由 聞き手を動かす「想い」とは一体なんなのか
「ロジックだけでは、人は動かないよね、やっぱり、想いが大事だよね」。よく聞かれるコメントです。確かに、ロジックだけでは人は動きません。また、相手の想いに寄り添いながら話をすることも必要です。では、「想い」はどのように表現していけばよいのでしょうか。
『入社1年目から差がつくロジカル・アウトプット練習帳』を上梓したグロービス経営大学院で教鞭を執る岡重文氏が、人を動かす「想い」の伝え方を解説します。
聞き手を動かすのはどちらでしょうか?
(A)
これからプログラミングを学ぼうと考えているんだ。
なぜなら、これからの必須スキルになってきているから。
(B)
これからプログラミングを学ぼうと考えているんだ。
なぜなら、これからの必須スキルになってきているから。
お年寄りにも使って喜んでもらえるアプリを作りたいんだ。
前述の(A)と(B)2つの文の違いは、「お年寄りにも使って喜んでもらえるアプリを作りたいんだ」という一言があるかどうかです。どういう目的でプログラミングを学ぼうと考えているのかが加わっていると捉えることもできます。
ここでは、言いたいことに対して、論理性の観点からのメッセージか、感情の観点からのメッセージかという点で整理をしてみます。
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