日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち12万部を突破するベストセラーになっている。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「挨拶・スピーチで使わないほうがいい8つのフレーズ」について解説する。
「本当はいらないフレーズ」を多用する日本人
みなさんは乾杯のグラスを持ったまま、延々と超絶つまらないスピーチを聞かされ、泡が消え、ぬるくなっていくビールを呆然と見つめた経験はないでしょうか。ズーム会議で、長々と続く棒読みプレゼンに意識が遠のき、「幽体離脱」したことはないでしょうか。
「えー、本日はお日柄もよく……」「はなはだ恐縮ではございますが、これをもって、挨拶とさせていただきます」などなど。結婚式、パーティー、式典、プレゼンで、私たち日本人は限りない数の「気絶レベル」につまらない話に堪えつづけてきました。
こうした退屈なスピーチ・プレゼンは、娯楽も少なく、時間も忍耐力もあった時代には許容されたかもしれませんが、情報のあふれかえったスマホ・SNS時代には、もはや「罰ゲーム」でしかありません。
今回は、人前での挨拶やプレゼン・スピーチで使いがち、でも本当はいらない「8つのNGフレーズ」を紹介します。
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