「本日ご紹介した〇〇について、ご理解いただけますと幸いです」というフレーズもよく使われがちですが、このフレーズもNGです。
お礼の言葉は「儀礼的」ではなく「気持ちを込めた」言葉で
理解は、頼み込んで得るものではなく、みなさんの言葉の力で、結果的に勝ち取るものです。
「理解してくれ」と頼むこと自体、きちんと説明・説得できていないという気持ちの表れということになるでしょう。
ズバリ、言い回しが古臭く、聞き手の心を1ミリも動かしません。
定型句だからといって、必ず使わなければならないということではなく、時代や聴衆のニーズに合わせて、躍動感のある「生きた言葉」をもっと使っていきたいものです。
これも、慣用句のひとつ。「聞いてくださってありがとうございます」という礼儀正しい言葉ですが、冒頭によく使われる「本日はお招きいただきありがとうございます」と合わせて、場をもたせる「つなぎ言葉」になってしまっているように感じます。
本当にお礼の気持ちをのべたいのであれば、儀礼的に言うのではなく、気持ちを込めていったほうが伝わります。
「今日は、このような席でお話することができて、本当にうれしいです。みなさん、ありがとうございます!」であるとか、シンプルに「ありがとうございます!!」といったように「自分の言葉」で伝えることが大切です。
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