現代人は「正しく叱る力」が著しく低下している
新年早々の「子供も部下も育つ『一流のほめ方』、超簡単7秘訣」で「世界最高の褒め方」のコツについて紹介しました。
たった7つの簡単テクニックで、部下や子どものやる気スイッチを自在に押すことができるわけですが、実際には「ただ褒めてばかり」とはいきません。
人を育成するためには、「褒める」ばかりではなく、きちんと「叱り」、「間違いを正してもらう」ことも必要です。しかし、現代人の「正しく叱る力」は著しく低下しているようにも感じます。
口を開けば、「うざい」「〇〇ハラ」などと責められかねないとおびえ、「コミュレス」化する上司。地域や祖父母のサポートなどない子育て環境で、ついついイライラを子どもにぶつけ、怒ってしまう親……。
それもこれも、日本には「正しく叱る技術」が確立・普及していないことも一因かもしれません。
日本人は「なんとなく」「周りがやっているように」「その場の気分で」叱りがちですが、欧米では、コミュニケーションは「科学」で、多くの学者が研究し、その「解」を示している「学問」であり、一生を通じて学び続けるものです。日本では、コミュニケーションがまだまだ「前例」を通して学ぶ「慣習」でしかないのとは対照的です。
今回は、世界のエリートが実践する「世界最高の叱り方」について解説していきましょう。
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