日本人が苦手な「叱り方」、一気に上達する5秘訣 意外に簡単!子供も部下も伸びる「王道スキル」

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では「5大NG」を避けたうえで、どのように叱ればいいのか。

相手の心にしっかりと届く、「建設的なネガティブフィードバック」(批判的な評価を伝え、改善を促す)には、次の「4つの要素」が盛り込まれていなければなりません。

【5】叱り方に「4大要素」を入れる
叱るべき事実
なぜ、それがダメなのか(理由)
それについて自分はどう思うか(主観)
④解決策を提示させる

叱るときは「事実」「理由」を盛り込み、「解決策」を提示させる。「主観」というのは、相手を主語に「だから、お前は●●なんだ」と非難するのではなく、自分を主語に、「私は非常に残念に思った」というように「思い」を伝えるようにするのです。

【ダメな叱り方】

上司:「報告をしなくちゃダメじゃないか! 忘れるとはどういうことだ!! 無責任だ! そういうところがダメなんだ!(激怒)
部下:「すみません……」

【グローバルエリートの4要素を入れた叱り方】

上司:「今日、大切な報告がなかったね(事実)。これがないと、全体の業務が大きく遅れてしまうんだよ(理由)。僕としては非常に残念だね(主観)
部下:「忙しくて、忘れてしまいました。すみません」
上司:「時々あるようなんだが、どのような形にすると、忘れないだろうか(解決策を提示させる)
部下:「では、これからはスケジュールでリマインダーが出るようにセットしておきます。以後、気をつけます。申し訳ありませんでした」

これは「子どもの叱り方」にも使えるテクニックですね。

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