有名大学出身のエリート新入社員→手が付けられないほど"モンスター化"の「なぜ」。彼のやる気を削いだ上司の言葉とは?

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頭を悩ます上司たち
優秀だった新人がなぜか突然"組織の問題児"に。そのきっかけは?(写真:buritora / PIXTA)

「なぜあんなに優秀だった新人が、こんなモンスターになってしまったんだ……」

ある会社の部長から、こんな愚痴を聞いたのは、つい先週のことだった。

入社時は誰もが期待していた有名大学出身のエリート社員が、わずか2年で"組織の問題児"に変貌。彼はもともと「承認欲求の塊」みたいな存在だったが、今では誰の言うことも聞かない反逆者になってしまったという。

なぜ優秀な人材だった彼が、モンスター化してしまったのか?

人は3つのタイプに分けられる

組織で働く人間は、大きく3つのタイプに分類できる。

まず「自燃人」だ。自ら火がつき、勝手に燃え上がる人材。リーダーが方向性を示せば、「わかりました!」と即座に動き出す。

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次に「可燃人」である。火をつければ燃える人材。最初は様子見だが、きっかけがあれば動き出す。多くの人がこのタイプではないだろうか。

最後が「不燃人」。何をしても燃えない人材である。論理的に説明しても、情熱的に語りかけても、なかなか動かない。

この分類は、京セラ創業者の稲盛和夫氏が提唱した。もともと、社員の仕事に対するモチベーションや姿勢を表すために考案されたものだ。

「人の心が動くプロセス」を考えるうえで非常に本質を突いている。新刊『わかりやすさよりも大切な話し方』にも書いたのだが、私はこの考えをベースにしつつ、7タイプにまで分けて整理してみた。

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