【朝ドラ】やなせたかし「来る仕事は全部ひきうけた。ことわるほどの身分じゃない」NHK番組に出演して驚愕のワケ
 
突然舞い込んできたNHKからの出演オファー
朝ドラ「あんぱん」では、「たっすいがは、いかん!」(「弱々しい、そんな元気ないようじゃダメ!」)と高知の方言で、何かと崇を励ましている暢。モデルとなったやなせたかしの妻も、そんな頼もしい女性だった。
やなせが、上京後に就職した日本橋三越の宣伝部を辞めて、34歳でフリーランスになると決意したときには、妻がこう背中を押している。
「会社、辞めなさいよ。なんとかなるわ、収入がなければ私が働いて喰べさせてあげる」
フリーになってからは、暢とともに働いた『月刊高知』での経験が生かされた。イラストや漫画ルポ、コラムや有名人のインタビュー記事など何でも手がけて、その器用さから「困ったときのやなせさん」と重宝されたという。
仕事は途切れることなく生活していくには十分だったが、漫画家として確固たる地位を築くには程遠かった。自分らしさを凝縮させた「代表作」と呼ばれる作品を、やなせは何とかして創り上げたかったのである。





 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        












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