意外と「モヤモヤ」、でも失望じゃない!高校教諭がハーバード教育大学院に「AI×教育」で留学して得た"切実な気づき"

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ハーバードのロゴが書いてある壁紙の前に立つ上村 洸貴氏
筆者は10年間、公立高校での英語教諭を務めた後、教育でのAI活用について研究を行うため、ハーバード教育大学院に留学。学びや刺激に満ちたリアルな留学記をお届けする(写真:筆者提供)

富士通での技術営業職やベトナム駐在を経て、長崎の県立高校で10年間、英語教員を務めた筆者。授業では生成AIを「個別最適な学び」の革命児と位置づけ、英作文の添削やスピーキング練習にChatGPTをフル活用してきた。

生成AIの教育への活用とその普及戦略について研究するため、2025年秋よりハーバード教育大学院での留学を開始。この記事では、約6カ月経った留学生活での気づきやリアルな心情、学びをお伝えする。

最先端でも「AIの効果的な活用法」の正解はまだない

「モヤモヤ」

留学から約6カ月が経った今の率直な心境は、この一言に尽きる。公立高校の教員だった私がアメリカへの留学を決意したのは、教育におけるAIの効果的な活用方法とその普及戦略を探るためだった。

ここに来れば明確な答えが見つかる――そんな淡い期待を抱いていた。しかし、少なくとも現段階で見えてきたのは、「答えはまだ誰も持っていない」という事実だった。

そんなふうに私が考える出発点となったのは、ある教授の一言だ。

「学生がAIを使うのは、彼らが怠けているからではない。私たち教員が成果物だけを評価する教育の文化を作ってきたからだ」

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