「ノートはきれいに書かない」「自分の言葉で置き換え」…《独学で東大現役合格者》が指南する、成果を最大化する学びの技術とは?

学習を最大化するための具体的な方法をご紹介します(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「勉強しているのに、なかなか成果が出ない」「せっかく覚えたはずなのに、すぐに忘れてしまう」――そんな悩みを抱えている人は多いでしょう。しかし、学習の成果は単純な努力の量ではなく、「学び方」によって大きく変わります。
本記事は『改訂第2版 行きたい大学に行くための勉強法がわかる 高校一冊目の参考書』より一部抜粋、再編集。独学で東大現役合格した著者が、学習を最大化するための具体的な方法をご紹介します。
ノートは「頭の中を見える化」するツール
勉強をする上で、ノートをどのように使うかは非常に重要です。
ただ写すだけの作業として済ませるか、それとも自分の理解を深めるための道具として活用するかで、学習効率には大きな差が生まれます。
多くの人が「きれいに書こう」と意識しますが、本質的には「ノートを使って頭の中を整理すること」が目的です。見た目の整ったノートを作ること自体が悪いわけではありませんが、それが目的化してしまうと、学習内容の理解が伴わないまま満足してしまうことにもなりかねません。
ノートが乱雑な人は、思考の整理もできていない可能性が高いです。実際、学習に苦手意識を持っている生徒のノートを見てみると、字が小さく詰め込まれていて、どこが重要なのかが一目でわからないものが多く見られます。
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