「ノートはきれいに書かない」「自分の言葉で置き換え」…《独学で東大現役合格者》が指南する、成果を最大化する学びの技術とは?
知識を「使えるもの」にするためには、単にたくさんの情報を記憶するだけでは足りません。重要なのは、「数少ない法則的知識」と「数多くの個別事例」の両方を頭の中に備えておくことです。この両輪がそろって初めて、初見の問題に対応できるようになります。
「法則的知識」とは、さまざまな問題に共通して適用できる本質的なルールや考え方のことを指します。たとえば、数学の因数分解は「次数が一番小さい文字で整理する」「因数分解の公式を使う」という2ステップを踏めば必ず解けます。これが、因数分解の“核”となる「法則的知識」です。
一方で、それだけ知っていても初見の因数分解の問題を解くことは難しいです。同時に必要になるのが「個別事例」です。たくさんの問題を解き、多くの「個別事例」を頭に入れていくことで、「法則的知識」がスムーズかつ適切に運用できるようになるのです。
「やるだけ」の状態が理想
ここまで学んできたような、科学的に正しい効率的な勉強法を知ったら、あとは「やるだけ」の状態になります。
「やるだけ」の状態に入るとは、自然と手が動き出す状況を整えることに近いです。
今までなんとなくやっていた勉強が、「こうやって進めれば成果につながる」と明確になれば、最初の一歩はずっと軽くなります。確信が、学習への一歩を後押しするのです。
「やるだけ」の状態にたどり着いたなら、もう迷うことはありません。成果が出る勉強は、ここから始まるのです。
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