
出発から3日半、ようやく到着したジョージアのトビリシ空港(写真:筆者撮影)
昨年、世界一周航空券を使った世界一周旅行の途中、家庭の事情でイスタンブール(トルコ)で離脱した経済ジャーナリストの浦上早苗さん。
数カ月後、再び世界一周を再開するため、イスタンブールへ戻る必要があった浦上さんは、トルコの隣国・ジョージアまで、中華系航空会社「中国南方航空」の激安ビジネスクラスを利用することに。
数カ月後、再び世界一周を再開するため、イスタンブールへ戻る必要があった浦上さんは、トルコの隣国・ジョージアまで、中華系航空会社「中国南方航空」の激安ビジネスクラスを利用することに。
その破天荒なまでのフライト体験を2回にわたってお届けしています。2回目の本記事では、中国・鄭州(ていしゅう)からジョージアまでの空の旅の記録です。
旅の計画から鄭州までは前記事をご覧ください↓
エコノミーより安い「中華系激安ビジネスクラス」で欧州に飛んだ顛末。目的地まで60時間、2泊トランジット。でもホテルは無料の不思議
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大盤振る舞いだったホテル滞在
鄭州(ていしゅう)の空港からホテルに送迎してくれた男性が「いい部屋を頼む」と2回繰り返したのが功を奏して、ホテルは高層階の広い部屋を用意してくれた。
それで十分だったのに、男性は筆者に「今日の晩ご飯、明日の朝ご飯、昼ご飯はホテルのレストランで食べて。無料だから」と言う。南方航空のサイトには「一泊朝食付き」とあったのに、大盤振る舞いがすごい。
あ、だから会ったとき「お腹どう?」と聞かれたのか。
彼はまだまだ話し続ける。
「明日は午後2時に空港行きのバスを出すので、それまでゆっくりしてください」

鄭州で泊まったホテル(写真:筆者撮影)

ホテルの朝食(写真:筆者撮影)
鄭州は特筆すべき観光地がない大都市だが、周辺都市に少林寺や龍門石窟といった名所がある。翌日のウルムチ行きのフライトが午後5時過ぎだったので足を延ばす予定だった。なのに「3食・送迎」までつけられたら身動きできないじゃないか。
「自分で空港に行けるから、私のことはほっといて」と言ったものの、男性も「中国は国内線も混んでるから早く行ったほうがいい。当社のラウンジでゆっくりしてください」と譲らない。
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