「面倒くさい大人」と思われてない? 若者と話すとき意識しておきたい「老害」と「イヤ汁」の視点。《語る快感》に浸っていないか要注意!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
若者と話す上司
若者と話すとき、知らず知らずのうちに「老害」的な発言をしていないでしょうか?(写真:kou / PIXTA)

最近、「若者とどう話したらいいかわからない」「老害になってないか不安」といった声を、私がやっている音声配信(Voicy)の感想でいただくことが増えてきました。

たしかに、10代・20代の学生や若手社会人と話す場面があると、アラフォー以降の私たちは、自分の立ち位置や、接し方の温度感がわからなくなることってありますよね。もう若者ではない世代ならではの悩みだと思います。

そんな私自身も通っている大学院で20代前半の学生と、週に1〜2回、1日中一緒に過ごすこともあり、うっかり「老害」発言してないか?と自分で自分をチェックすることもしばしば。

今日は、そんな私が意識している2つの視点「老害」と「イヤ汁」について書いてみたいと思います。

「老害感を消す」を意識

まず、「老害」視点について。ここで言う「老害」とは、自分の過去の経験や成功体験を一方的に語り、若者の今を否定するような態度のこと。

私も大学院で、20代の学生と話す機会が多々ありますが、そのときにいつも意識しているのが、このような老害感を消すことです。

具体的には、会話の中で「私が大学生のときはね」「社会人1年目のときはこんな感じでさ」といった話の切り出しを、口にするのはやめようと決めています。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事