一橋大経済学部→3浪で《東大理3合格》の現役東大生が“在学中にやりたい”医学部進学以外の目標とは

✎ 1〜 ✎ 141 ✎ 142 ✎ 143 ✎ 144
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
※写真はイメージです(Graphs / PIXTA)
※写真はイメージです(zon / PIXTA)
浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は1浪して一橋大学経済学部に入学するも、仮面浪人を続け、3浪で東京大学理科3類に合格した浪Vgさんにお話を伺いました。
著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。

3浪で東京大学理科3類に入学

この連載の一覧はこちら

今日お話を伺った浪Vgさんは、東京大学の理科3類に3浪で合格した方です。

毎年日本トップの学力を誇る100人が入るこの学類に入った浪Vgさんですが、実は現役、1浪と理科1類を受けて不合格になった経験があり、一度は1浪で一橋大学に進学しました。文系の学部に進学した彼が、それでも東大の理科3類を目指した理由とは何だったのでしょうか。

浪Vgさんは、千葉県の千葉市に、研究職の父親と、専業主婦の母親の間に生まれました。幼少期の浪Vgさんは、数字と外遊びが好きな子どもだったそうです。

「ポケモンや戦隊モノが好きな、外で遊ぶ活発な子どもでした。数字に関しては2~3歳頃に興味を持ち始めたと聞いています。1〜100までのカードを作ったり、4コマ漫画を書くノートに4桁の数字を書き続けたりしていたらしいです」

幼少期にしていた数字遊び(写真:浪Vgさん提供)
幼少期にしていた数字遊び(写真:浪Vgさん提供)

そんな浪Vgさんは5歳のときに父親が海外で仕事をすることになったのがきっかけで、年長から8歳までヨーロッパに滞在しました。通っていた現地の公立小学校は多国籍で、さまざまなバックグラウンドを抱えた生徒がいたそうです。

「向こうの言葉はすべて英語だったので、のちの受験でも得意になりました。ほとんどネイティブの子はいなくて、英語が第2外国語である学生が多かったですが、個別化教育が進んでいてABCDレベルから先生が丁寧に教えてくれたのが助かりました」

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事