浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は2浪して医学部に合格したものの、進学先で6留。その後医師国家試験のために4浪し、合計6浪6留を経て、医師国家試験に合格した山田さん(仮名)にお話を伺いました。
今回は2浪して医学部に合格したものの、進学先で6留。その後医師国家試験のために4浪し、合計6浪6留を経て、医師国家試験に合格した山田さん(仮名)にお話を伺いました。
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6浪6留を経て、気づいた学び
今回お話を伺った山田さん(仮名)は、合計6浪6留を経験しました。大学受験2浪・大学6留・医師国家試験4浪という波乱万丈の人生を送ってきた彼は、浪人のときに出会ったある人の支えのおかげで、ついに今年、第118回医師国家試験に合格することができました。
しかし彼は医師の道を選ばず、現在は別の仕事に就いて、人の役に立てるよう頑張っています。6浪6留を経て、山田さんが選んだ進路とは。彼の人生に迫っていきます。
山田さんは新潟県で医療関係で働く父親と、母親のもとに生まれました。
「自由奔放な性格で、クラスではあまり好かれていない子どもでした。意地悪だったというよりは、自分が溜め込まないように思ったことをすぐに言ってしまう子どもでした」
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