高1までの勉強の貯金があったことと、学校には行っていたおかげで、高校3年生の夏の東大入試実戦模試では理科1類でB判定、理科2類でA判定を取りますが、秋の東大実戦では初めて理科1類のE判定をとってしまいます。
「東大に行こうとはしていたのですが、勉強する気力はありませんでした。今思えば、危機感が足りてなかったと思います。受験をなめている部分があったと思うので、この年の受験の結果を受けて、謙虚にならないといけないなと思わされました」
この年は共通テストが677/900点で約75%だったものの、1年を通して模試でB〜D判定をとっていた東大理科1類に出願。
足切りを通ってギリギリ2次試験を受けた浪Vgさんは「2次試験は数学が結構できたものの、数学と物理を除く他教科が壊滅した」と語ります。結局、この年は合格最低点からは18点差で不合格となりました。

自宅浪人の末、一橋大学に進学
理科1類に惜しくも届かず落ちた浪Vgさん。浪人した理由を聞いたところ、「そもそも勉強をあまりやってなかったので、このまま終わったら流石に悔いが残るなと思った」と答えてくれました。
こうして1浪に突入した浪Vgさんは、近くの予備校に東大理3に対応したカリキュラムがなかったこともあり、「自分でやった方が早いかな」と考えて宅浪をする決断をします。しかし、彼はのちにこの選択を「失敗だった」と振り返ります。
「現役のときに落ちたショックを引きずったりしてメンタルを崩し、成績が上がりませんでした。(成績が上がらなかったのは)やはり、ちゃんと勉強できていなかったんだと思います」
この年、共通テストこそ前年より上がるも、現役時と同じく理科1類に出願して最低合格点から15点差でまたしても不合格になってしまいました。
1浪しても東京大学に届かなかった浪Vgさんでしたが、この年は後期試験で出した一橋大学の経済学部に合格して、なんとか進路を決めることができました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら