〈インタビュー〉PayPayが40%出資したバイナンスジャパンの千野代表、提携で「決済と暗号資産がリンクしていく絵を描く」
資本提携まで踏み込んだ意味
――バイナンスジャパンから見た提携の狙いを教えてください。
暗号資産やWeb3(GAFAなどの特定企業に依存せずにユーザー自身がデータを管理・運用する次世代インターネット)のサービスが日本で広く受け入れられるためには、われわれの自助努力に加え、ユーザーを抱えているほかのプラットフォーム運営事業者と手を組む必要があった。
Web3ではウォレットを自ら管理するなど、一般の人からすると難しく感じることがある。だが、すでに使っているサービスにWeb3サービスが入ってくるなら、利用の際のハードルを下げられる。PayPayとの協業・資本提携はわれわれの目指しているものに、バッチリはまる形となった。
――どちらから提携を持ちかけたのですか。
細かいところは明らかにできないが、基本的にはお互いの思惑が一致した。われわれは既存プラットフォームとの接続が重要だと思っていたし、PayPayもWeb3事業にアンテナを張っていたと聞いている。
――グローバルでみてバイナンスが資本提携まで踏み込んだことは過去にあるのでしょうか。




















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