「1浪目で東大に落ちた2023年3月10日のタイミングでXを始めました。勉強の様子や模試の結果を投稿したりしているうちにアカウントのフォロワーが増えました。人に教えることで自分も学べることが色々あると思ったので、理科1類の最低点は超えた受験生として、普通の予備校より格安で教える仕組みを作り、授業をしていました。また、家庭教師で一緒に時間を測って過去問の演習をするバイトもしてお金をいただいていました」
3浪に突入して、やはり「追い詰められた不安というものもあった」と語る浪Vgさん。メンタルが不安定な時期もありましたが、なんとか乗り超えていました。
3浪目で東大模試の総合偏差値は80を超える
成績の伸びはかんばしく、この年は受けた東大模試の大半で、理科3類のA判定を獲得し、総合の1桁順位も複数回獲得したそうです。最も悪い模試でも、A判定まで5点差のB判定でした。
「客観的に見たら受かる可能性が高いのかな」と思える状態には持っていったものの「この年に落ちたら先が見えなかった」と語るように不安ではあったと振り返る浪Vgさん。
この年に受けた東大模試の偏差値は80を超えることもあったそう
しかし、理3受験生を対象に行われている面接がもう一度行われることになった時は焦ったそうです。
「後からわかったのですが、少なくとも自分の知る限りでは、すでに他の大学に籍を置いて理3を受験しに来て受かった人はみな再面接でした。理3だから(力試しで)受けに来たという人を弾こうとしていたのだと思います」
ただその再面接も「老化の研究をしたい」という意思をアピールして、そつなく終えた浪Vgさんは、合格最低点から+34点、合格者の中でも上位の点数を取って無事、3浪で東京大学理科3類に合格することができました。
「自分の番号があることを確認したときは感動しました」と語る浪Vgさんは、現在東京大学理科3類の1年生。浪人して良かったことを聞くと、「試行錯誤するきっかけができたこと」、頑張れた理由については「理3に行きたいという強い気持ちがあったから」と答えてくれました。
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