
全国各地から天才が集う東京大学。その中において、さらに別格とされ、年間で100人しか入れない理科3類は、毎年浪人率がほかの学部に比べてもいちばん低いとされています。
浪人生の合格が少ない東大理3
代々木ゼミナールが公表している「合格者の現役・浪人別割合の推移」では、2024年度の理科1類の現役合格者率が76.6%、理科2類が62.4%ですが、理科3類は84.7%。

2021年度~2023年度も現役合格者が8割を超えており、4年連続でもっとも浪人生の合格者が少なかったのです。
理3合格は、天賦の才能の要素が大きく、浪人してもなかなか合格ラインまで学力を伸ばすことは難しいと思われますが、今回お話をお聞きしたヌルヌルさん(仮名)は、毎年着実に学力を上げて、3浪で東京大学理科3類に合格された方です。
彼はもともと兄弟の中でも劣等生で、中学の先生に「5割の確率でお前は中卒だな」と言われた経験もあるそうです。
そんな彼が、どうして東大理3に合格するまで諦めず、勉強を続けることができたのでしょうか。その背景に迫っていきます。
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