「Fラン大卒より高卒」企業人事部が断言する"定着率"と"成長力"の明確な差
大学進学率が61.1%に高まる中、高卒就職希望者は14.2%、専門学校進学者は21.9%となっています(文部科学省「学校基本調査」令和5年度実績)。この状況で企業の人事部門は、採用において高卒者や専門学校出身をどう見ているのでしょうか。
今回、中堅・大手企業の人事部門関係者62人にアンケート・ヒアリング調査をしました。
高卒・専門学校卒を重視する企業は少数派
まず、「高卒や専門学校卒の採用を重視していますか」と尋ねたところ、次のような回答でした。
重視している17名/重視していない12名/どちらでもない33名
最も多かった「どちらでもない」という回答者からは、次のような意見がありました。
「大卒・高卒・専門学校卒をいずれも採用しています。学歴に関係なく優秀な人材が入ってきてほしいと思います。人材不足が深刻で、どこから採用したい、したくないと、贅沢を言っている場合ではない、というのが正直なところですが」(サービス)
「役員からは『一流大学からの採用を増やせ』という指示が来ています。しかし、当社のブランド力では難しく、高卒・専門学校卒からも幅広く採用しています。一流大卒の社員が優秀で大活躍しているかというとそうでもなく、役員からの指示は的外れだと思います」(小売り)



















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