20代7割は前向きなのに上司は"忖度"「飲み会スルー」の苦悩 ハラスメントの恐怖を盾にコミュニケーション取らず…?
パワハラやアルハラだと思われたらどうしよう。部下のプライベートな時間を奪ってしまうのではないか。そんな懸念から、もう何年も部下を飲みに誘っていないという人が増えているようだ。
ある製造業の課長(52歳)は、「昔は普通に誘えたんですけどね。今は声をかけること自体がリスクに感じます」と話す。
サントリーのCMでも「飲みに誘うのムズすぎ問題」というテーマが描かれ、多くの共感を集めていた。上司から声をかけることへの心理的ハードルは、過去に比べて劇的に上がっているのだ。
しかし、意識調査を丁寧に読み解くと、驚くべき事実が浮かび上がってくる。上司は部下に過剰な「忖度」をしているだけかもしれない。そこで今回は、上司と部下の「飲み会」をめぐるすれ違いについて解説する。部下との関係構築に悩む管理職は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
上司の91.4%が「部下への忖度経験がある」
まず、現代の上司が置かれている状況を確認しよう。
『2024年 上司と部下の意識調査』(Job総研)によると、上司の91.4%が「部下への忖度経験がある」と回答している。9割以上の上司が、部下に対して過剰に気を遣っているのだ。
部下とのトラブルを避け、コンプライアンスを遵守しようとするあまり、上司側が過剰に忖度し、疲弊している。これが令和の職場のリアルな姿である。
飲み会の誘いも、この「部下への忖度」の典型例だ。
「誘ったら迷惑だと思われるのではないか」
「ハラスメントだと言われるかもしれない」
「SNSで拡散されたらどうしよう」
こうした懸念が、上司の行動を完全に止めてしまっている。




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら