8歳で日本に帰ることになってからは、祖父母の実家で暮らすことになります。日本に帰ってからも小学校のテストで基本的に満点だった浪Vgさんは、自発的に中学受験をしたいと考えます。
「地元から1時間くらいかけたところの本屋に連れて行ってもらったときに、中学受験コーナーがあるのを発見し、そこで中学受験というものを知りました。両親は受験勉強に賛成ではなく、外で遊んだり人と触れ合ったりする方が大事なんじゃないかという人でしたが、僕は受けてみたいと思い、親を説得して中学受験をしました」
当時から計算ドリルをゲーム感覚で解いていたために算数が得意だった浪Vgさん。第1志望の出願先には不合格となり、地元の第2志望の中学に進学しました。
模試で偏差値70超「理3を目指せる」と言われるも…
中学生になった浪Vgさんは、中1の夏頃からは学年でもトップ3の成績を残すようになります。
「当時は新しいことを勉強するのが純粋に楽しくて勉強していました」と語る浪Vgさん。小学校6年生のときに読んだ『ドラゴン桜』の影響もあって、この頃から東京大学の理科3類を目指し始めるようになります。
「中2のときに全国統一中学生テストの受験生部門を受けたとき、偏差値70台後半が出ました。その模試の結果を東進ハイスクールに取りに行ったとき、予備校の講師に『この成績なら理3を目指せる』と言ってもらえたのがきっかけで、中2から高3まで東進にお世話になることになりました」
東進の数学特待制度を利用し、数学の授業をいくら取ってもお金がかからない環境で勉強を続けた浪Vgさん。模試も無料で受けられたために「モチベーションの管理ができた」と振り返ります。

高校に上がったタイミングでゲームにハマり、ぼんやりとプロゲーマーに憧れるようになった浪Vgさん。高1の頃が成績のピークで、東大2次試験の受験日と同日に受験する東進の模試である東大入試同日体験受験では受験の2年前の時点で数学で60/120点近く取れていました。
しかし高2からはモチベーションの低下とコロナ禍が重なり、少ない勉強時間も受験以外の自分の興味のある勉強ばかりに費やすようになり、成績は急落しました。
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