ピーター・ティールはサムに大きな影響を与えた
──250人以上を取材したとのこと。最も面白かったのは?
(投資家の)ピーター・ティール。彼はサムについて「非常に楽観的な人物」という独自の見解を持っていて、それが私がサムを描くうえでのベースになった。
ピーターはサムに大きな影響を与えた人物でもある。彼には、テック企業は野心的な技術に対してもっと大きな賭けをするべきだという持論があり、これこそが、14年にサムが(スタートアップ育成機関)Yコンビネーターの代表になったときに持ち込んだ発想だ。そこから、オープンAIにつながる賭けが生まれていった。
──サムとスティーブ・ジョブズ氏との交流も描かれています。
この関係を突き止めるのにかなり取材した。サムがアップルの(08年の)世界開発者会議のステージに立っていたことはわかっていた。が、なぜ当時無名のスタートアップのCEOだったサムがジョブズと同じステージに立つことになったのか、裏側のストーリーは知られていなかった。




















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