
筆者が5年近く毎日配信している音声プラットフォーム「Voicy」では、子育てや教育に関する相談を数多くいただきますが、その中でも特に最近印象に残るのが今回のご相談です。
このテーマに関しては、多くのリスナーさんから「うちの学校でも同じです」「全く違う運用をしています」といったコメントが多数寄せられました。今回は多様な事例も踏まえてお答えします。
ルールは「クラスごと」に異なる場合も
はじめに知っておきたいことは、「全国の学校でタブレットの運用方針は統一されていない」ということです。同じ公立小学校であっても、自治体や学校の方針、さらには担任教師の考え方によって対応は大きく異なります。
たとえば、大きく分けると次のような3つのケースがあります。
授業中のみ使用を許可し、休み時間はロッカーや教卓に集めるよう指導。ゲームアプリはダウンロードできない設定にしているケースもあります。ICT教育は「学習のためのツール」と明確に位置づけられ、従来の外遊びや読書の時間が守られています。
自主性を尊重し、デジタルリテラシー向上を期待して運用。ただし明確な指導指針がないため、動画視聴やゲームが事実上自由になっているケースも少なくありません。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら