マリオにスイカゲーム…小2の息子が「学校配布のタブレット」で休み時間“ゲームやり放題”にモヤモヤ…《学校と家庭》ルール作りの3ステップ

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タブレットを使用する子どもたち
タブレットの使用ルールは、学校や担任によって多様な状況です(写真:Fast&Slow/PIXTA)
【相談】
公立小学校に通う息子が、休み時間のほとんどを学校配布のタブレットでゲームに費やしています。以前は外遊びや読書を楽しんでいたのに、2年生になってからは「スイカゲーム」や「マリオ」などに夢中で、校門が開く前から登校するほど。
授業参観でも授業が始まる前にクラスの半数が黙々とタブレットをしている姿に衝撃を受けました。
これからの時代タブレットが必要なのは理解していますが、我が家のタブレットの方針と異なり、学校での使用ルールがないことにモヤモヤしています。
(小学生の母親より)

筆者が5年近く毎日配信している音声プラットフォーム「Voicy」では、子育てや教育に関する相談を数多くいただきますが、その中でも特に最近印象に残るのが今回のご相談です。

このテーマに関しては、多くのリスナーさんから「うちの学校でも同じです」「全く違う運用をしています」といったコメントが多数寄せられました。今回は多様な事例も踏まえてお答えします。

ルールは「クラスごと」に異なる場合も

はじめに知っておきたいことは、「全国の学校でタブレットの運用方針は統一されていない」ということです。同じ公立小学校であっても、自治体や学校の方針、さらには担任教師の考え方によって対応は大きく異なります。

たとえば、大きく分けると次のような3つのケースがあります。

(1)休み時間のタブレット使用を完全に禁止している学校

授業中のみ使用を許可し、休み時間はロッカーや教卓に集めるよう指導。ゲームアプリはダウンロードできない設定にしているケースもあります。ICT教育は「学習のためのツール」と明確に位置づけられ、従来の外遊びや読書の時間が守られています。

(2)課題を終えたら自由に使える学校

自主性を尊重し、デジタルリテラシー向上を期待して運用。ただし明確な指導指針がないため、動画視聴やゲームが事実上自由になっているケースも少なくありません。

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