「頭の良さ」に価値はない。AI時代、人間に残された「3+1」の仕事とは何か

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握手するビジネスマン
AI時代に人間が担うべき「3+1の価値」とは何でしょうか?(写真:Graphs/PIXTA)
AIの進化により、多くの業務が自動化されつつある今、われわれの「仕事」の定義は根本から問い直されている。
「中間プロセス」がAIに代替される中で、人間に残された役割とは何なのか?
新刊『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』の著者・三浦慶介氏は、AI時代に人間が担うべき本質的な価値として「3+1の価値」を提唱している。
本記事では、同書から一部抜粋・再構成し、AIには決して模倣できない、人間ならではの仕事の本質について解説しる。

人間ならではの仕事とは何か

AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方
『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

AI時代に改めて確認したいのは、そもそも仕事とは何なのか、ということです。

さまざまな定義がありますが、ここでは「仕事=顧客に価値を提供し、対価を得ること」と定義します。

ここで言う顧客とは、必ずしも目の前にいる購入者だけを指すわけではありません。私たちの事業活動において対価(お金やその他の価値)を支払ってくださるあらゆる存在を広く顧客と定義します。

BtoBやBtoCの事業であれば製品やサービスにお金を支払う人々が顧客です。非営利組織であれば、私たちの活動を必要とする人々が顧客となります。社内人事・労務であれば経営者や従業員を顧客と見なすことができます。広報担当であれば株主やステークホルダーが顧客と言えます。

仕事には顧客があり、顧客から対価をもらうからこそ、日々を暮らすための衣食住を確保したり、さらなる価値創出のための投資(設備投資、学習への投資など)ができるのです。

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