「ウォーター」が通じない…日本人が学校で習った英語が使えない事情

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(写真:Pangaea/PIXTA)
ほとんどの日本人が英語を話すときに、waterを「ウォーター」、betterを「ベター」、Let it Goが「レット イット ゴー」と発音することでしょう。しかし、実際のネイティブの発音に近いのは以下です。

・water:「ワラ―」 ・better:「ベラー」 ・let it Go:「レリゴー」

これはアメリカ英語の変化で、母音に挟まれたtの音がラ行のように聞こえる現象です。簡単なことではあるのですが、知識として知らないと、完全に別の単語と思ってしまうのではないでしょうか。
私はこのように「t」や「d」が特定の位置にあると、「r」に近い音になる現象を、英語の「ラリり放題(ラ行化)」と呼んでいます。「ラリり放題」は英会話でよく起きる現象のため、聞き取れるようになるとリスニング力が一気に高まります。
※伴ブリュワー 摩里著『5つの音声変化を完全マスター! 7日間で英語が聞き取れる本』より抜粋・一部改変したものです。

tもdもラ行っぽい音に変わる!?

英語の世界では、母音に挟まれた「t」や「d」の音が、flap T(またはflap D)と呼ばれる音に変化します。このflap音は、舌を軽く弾くように発音する/ɾ/という音で、日本語の「ラリルレロ」のような柔らかい響きになります。

例えば、次のような単語です。

flap音の例
・butter(バター)→/ˈbʌɾɚ/→「バラー」
・ladder(ラダー)→/ˈlæɾɚ/→「ララー」
・better(ベター)→/ˈbɛɾɚ/→「ベラー」
・later(レイター)→/ˈleɪɾɚ/→「レイラー」
・rider(ライダー)→/ˈraɪɾɚ/→「ライラー」
次ページ「Let it be」も「レット イット ビー」ではなく「レリビー」
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