「頭の良さ」に価値はない。AI時代、人間に残された「3+1」の仕事とは何か
つまり、仕事とは顧客を定義し、顧客の求める価値を提供することなのです。したがって、仕事の「目的」とは、要するに「顧客へのどんな提供価値を生み出すことで、どんな結果を得るか」というゴール設定のことです。
具体的には、商売であれば「常連客のリピートが増えるような新商品を作って、売上を伸ばそう」であるとか、プログラマであれば「きれいで整ったコードを書いて、バグが無くメンテナンスも容易な低コスト運用システムを作ろう」などです。
逆に言えば、以下のようなケースは、本質的な仕事の目的とは呼びません。
・「広告バナーをとにかく完成させる」こと
・「決められた回数、顧客を訪問する」こと
これらはすべて、本質的には手段の話であり、顧客への提供価値の視点がありません。AIに代替される中間プロセスとは、顧客価値に影響を与えないプロセスなのです。
よってAIが中間プロセスを代替する時代においては、顧客を定義し、目的を設定し、顧客へ価値を届けて成果を出すことこそが仕事になります。
途中で生み出される生成物やタスクは、もはや仕事の本質ではなくなりつつあるのです。
AI時代に人間が担う「3+1の価値」
目的を定め、期待される成果を実現する。この一連の流れのなかで、人間が担うべき価値は次の4つに集約されると考えています。



















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