「売り手市場ってまじ?」「所長なのに年収300万台」「部下は日本語も常識も通じない」 "転職ブーム"に乗れなかった《若き清掃員たち》の嘆き
「意思疎通の取れない部下ばかりで本当に疲れる」
とある都内の清掃業者で事業所長を務める男性(31歳)は、疲弊しきった顔でつぶやく。
今、日本国内で働く外国人労働者が、過去最多の257万1037人に達しているという(2025年10月末時点)。1月30日に厚生労働省が発表した。
男性の職場も、約3割が外国人スタッフだという。
「若者は引く手あまた」の幻想
その背景には人材不足がある。だからこそ、日本人の若者たちも引く手あまたと言われているが、一方で、十分な給与や休息、やりがいを得られる仕事に就けず、消耗している者たちもいる。
彼らの多くが、さまざまな事情で市場拡大が難しい“労働集約型の産業”で働く若者たちだ。
清掃や介護、建設、流通、運輸など労働集約型産業でフルタイム勤務の社員の環境は過酷な場合がある。総務省が1月に発表した平均労働力調査によると、労働力人口ははじめて7000万人を越え、7004万人となった。
「人が増えているじゃないか」と思うかもしれない。しかし、現場は依然として労働力不足である。
というのも、増加の背景には女性や高齢者の就業増加があると見られるが、それらの人たちは短時間のパート社員が多く、フルタイムで働く人が大幅に増えているわけではないからだ。フルタイム勤務の若手、中堅層が少ないのだ。この層にしわ寄せがいく可能性が高い。


















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