「体験は“お飾りのさくらんぼ”」と言われた過去
グーグルが採用で大切にしている「4つのE」について、ここまで「Effectiveness(効果)」、「Efficiency(効率)」、「Equity(公平性)」と順にご紹介してきました。最後にお話しするのが「Experience(体験)」です。
リクルーターからの最初のメールに始まり、エントリー、面接、そして合否の連絡を受け取るまで。この採用プロセス全体における候補者と企業との一連のやり取りを、ここでは広く「体験」と定義します。候補者が受け取る体験を有意義なものにし、満足度を高めることを、グーグルでは「効果」「効率」と同じくらい重視しています。
私がグーグル本社の採用戦略チームに配属され、最初に任命されたのが、この「体験」を高めるプロジェクトチームのプロジェクトマネジャーでした。しかし、当時の採用戦略チーム内での「体験」の優先度は決して高くありませんでした。
というのも、グーグルは「超」がつく人気企業。「黙っていても世界中から優秀な人材が受けに来るし、給料も他社よりはいい金額を提示できている」という一種のバイアスが社内にはありました。そのため、面接官やリクルーターの態度が多少悪くても、候補者を待たせても、内定さえ出せば来てくれるだろう、との「おごり」があったのです。






















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